この記事では、ラグビー日本代表に外国人選手が多い理由を3選ご紹介します。
また、日本代表になるための資格の条件がゆるいのでは?と疑問に思っている方も多いので、実際どうなのか調査しました。
それでは見ていきましょう。
ラグビー日本代表に外国人選手が多い理由【3選】
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— ラグビーワールドカップ™ (@rugbyworldcupjp) August 27, 2023
ラグビー日本代表には外国人選手が多く呼ばれる傾向が見られますが、その理由は何なのでしょうか?
この記事では、ラグビージャパンに外国人選手が多い3つの理由について探求します。
日本のラグビー界がますます国際化していく中で、外国人選手の存在はチームにどのような影響を与えているのでしょうか?
また、外国人選手と日本の選手との交流がもたらす文化的な効果や、競技力の向上についても考察していきます。
ラグビージャパンの国際化と成功について、詳しくご紹介します。
国籍主義ではなく協会主義だから
ラクビーの代表を決めるのは実は、国籍主義ではありません。
ラグビーは協会主義と言ってラグビー協会が決めた独自ルールにより、選手登録がなされます。
というのも、イギリスのラクビー協会側は世界中に散ったイギリスのラグビープレイヤーを選手として排出するという考えがあったためどっからでも選手になれますというルールが欲しかったんです。
だから、ラクビーは協会主義だと言われていて国籍は選手として活躍するに際してあまり問題ではないんです。
もっと言うと、ラクビーは、他の国に住んでいて他の国の選手として外国人選手という名目で選手登録できるのです。
よって、ラクビー選手はイギリスで生まれたけど、別の国で活躍ということが簡単なんですね。
純日本人じゃなくてもOKだから
ラクビーの代表選手になるためには、その国に10年住んでいるか、自分の両親や祖父が代表になりたい国の人だったら選手登録できます。
だから、外国の選手の方は純粋な日本人である必要はないんです。
ということは、両親も祖父も日本人ではない、という選手も、日本に10年住んでいれば、ラクビー協会側に申請すれば、代表になれます。
ラクビーの選手は出生地はどうでもいいんです。
その国に住んでいるという状態であれば、協会側が協会の選手という形で扱ってくれますので純粋な日本人であろうとなかろうと選手になれるわけです。
日本人は外国人にパワーで劣る
日本人は外国人にパワーで劣るというのは、確かに昔はそうでした。
しかし、日本も食が欧米化したこと、逆に海外の方の食が健康食になったことで日本人はパワーで劣るという問題は変わってきています。
にもかかわらず、日本人が外国人にパワーで劣ると言われているのは体の大きさです。
日本人は体躯は残念ながら恵まれておらず、巨人と言える人はそんなにいません。
しかし、巨人でなくともパワーがある選手も多く、ガタイが小さい割にパワーがある選手も多いので、必ずしも日本人は海外選手にパワーで劣るとは言い切れません。
代表資格の条件がゆるい?
引用:スポーツ報知より
ラグビー日本代表の代表資格の条件について、最近議論が沸騰しています。
一部の人々は、現在の条件があまりにもゆるいと主張しており、選手のレベルやモチベーションを損なう可能性があると指摘しています。
一方で、条件を厳格化することにより、より競争力のあるチームを形成することができるとの声もあります。
この記事では、ラグビー日本代表の代表資格の条件とその背後にある論点について検証していきます。
適切なバランスを見つけるための選択肢や、他の国との比較も含めて考察していきます。
本人が日本で生まれている
まず初めに、現在のラグビー日本代表の代表資格の条件は、本人が日本で生まれていることです。
これは、日本国籍を持つことを条件としています。
この条件は、日本でラグビーを育んできた人々にチャンスを与えるために設けられています。
ただし、この条件がゆるいとの批判もあります。なぜなら、誰かが日本で生まれたとしても、実際に日本でラグビーを育んでいない場合もあるからです。
この条件の利点としては、日本で生まれ育った選手が代表チームに参加することにより、日本のラグビーの発展に貢献できる可能性があることです。
また、この条件により、ダイバーシティが保たれ、多様なバックグラウンドを持つ選手が日本代表で活躍することができます。
一方で、この条件の問題点としては、本人が日本で生まれているだけでなく、実際に日本でラグビーを育んできたかどうかが問われないことです。
このため、日本で生まれたけれども、実際には他国で育ってラグビーの指導や競技に触れている選手が日本代表に選ばれることもあります。
これにより、日本で育んだ選手のモチベーションやレベルが損なわれる可能性があるという指摘が出ています。
両親や祖父母のうち1人が日本で生まれている
次に、代表資格の条件の一つとして、両親や祖父母のうち1人が日本で生まれていることが挙げられます。
これにより、血縁による日本とのつながりが条件となっています。この条件は、日本との関係性を持つ人々にもチャンスを与えるために設けられています。
この条件の利点としては、国際的な交流を促進することができる点です。
両親や祖父母のいずれかが日本で生まれている選手は、日本とのルーツを持っており、異なる文化やバックグラウンドを持つ選手が代表チームに参加することで、国際的な視点を持ったチームが形成される可能性があります。
一方で、この条件の問題点としては、血縁に基づく規定が代表選手の実力とは直接関係がないことです。
血縁による条件が緩いため、日本とのつながりが希薄な選手が代表に選ばれることもあります。
これにより、実際に日本で育んできた選手の受けるモチベーションやレベルへの影響が懸念される声もあります。
36ヶ月継続して日本在住者
さらに、条件の一つとして、36ヶ月以上日本に継続して在住していることが求められています。
この条件は、長期間日本で生活してきたことを証明するものです。
この条件により、在住期間を重視し、日本のラグビーコミュニティに積極的に参加した選手を優先することができます。
この条件の利点としては、日本で長期間生活してきた選手が代表チームに参加することにより、地域のラグビーコミュニティとの連携を図ることができる点です。
また、在住期間の長さにより、日本の文化や言語にも精通している可能性が高いため、チーム内でのコミュニケーションにも有利です。
一方で、この条件に対する問題点としては、在住期間が厳密に条件付けられているため、本人が実際にラグビーを競技として楽しんでいなくても代表に選ばれる可能性があることです。
在住期間が条件とされる場合、実際のラグビースキルやコミットメントに対する考慮が十分になされない場合もあります。
累積で10年間日本在住者
最後に、累積で10年間以上日本に在住していることが代表資格の条件となっています。
この条件は、より強い日本との関わりがあることを条件としています。
この条件により、日本へのコミットメントを厳しく問うことで、より日本代表の一員としての誇りを持ってプレーする選手を選ぶことができます。
この条件の利点としては、長期間日本に在住してきた選手が固有の経験や洞察力を持っており、日本代表チームにとって貴重な資源となることです。
また、これにより、日本のラグビーコミュニティとのつながりが強まり、地域社会の発展や普及活動への貢献も期待できます。
一方で、この条件の問題点としては、在住期間が長ければ代表になれるという点が選手の実力とは直接関係がないことです。
日本代表資格の条件がゆるい
ラクビーって日本代表資格を取得するに際して、条件がものすごいゆるいんです。
日本で10年過ごしたことがあるか、父親や母親に祖父が日本人である、これだけです。
これだけで代表資格をもらえます。
ちなみに、日本代表資格の条件が緩いとありますが、これは少し違っていて、日本だけが緩いわけではないです。
ラクビーは協会主義なんで、サッカーと違って国籍はどうでもよいという考えがあります。
だから、ほかの国の選手になりたいというのも緩くて、日本人の選手も同様に、ラクビーではほかの国の選手になりやすいんです。
ちなみにですが、サッカーも元々、実はラクビーと同じ協会主義だったんです。
しかし、協会主義にしたことで身体能力が優れすぎている国の方々を代表選手とするという問題が横行しました。
それを防ぐために、サッカーはあえて国籍主義にしたわけです。
そうすれば、引き抜きで、うちの国の選手にならない?という問題が解決しますからね。
ラグビー日本代表に外国人選手が多い理由についてまとめ
ラグビー日本代表に外国人選手が多い理由は複数存在することがわかります。
まず、国籍主義ではなく、協会主義であること。
そして、日本人より外国人の方がパワーがあること。最後に日本代表になるための基準が他の競技に比べると緩いという点です。
さらに、外国人選手の参加により、異なるプレースタイルや文化を取り入れることで、日本代表の戦術や戦略が多様化することができます。
これにより、日本チームの競争力向上や国際舞台での戦績向上が期待されています。
ただし、外国人選手の参加には代表資格の条件がゆるいという意見もあります。
この点については、一部の人々からの批判もある一方で、競技レベルの向上や国際的な競争力の維持・向上を目指すという観点から、外国人選手の参加を容認する必要性もあると言えます。