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主文後回しイコール?後回しにされる理由【3選】

主文後回しイコール?後回しにされる理由【3選】 その他
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京アニ事件の青葉真司被告に対して、主文後回しとなったことがニュースや報道で速報として流されてますね。

速報で流れたものの、どういうことなのか分からなかった方もいらっしゃるかもしれませんね。

そもそも京アニ事件ってどんなのだったっけ?

なんで後回しにするの?

それってつまりはどういうことなのか。

ご紹介していきます。

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京アニ事件が主文後回し!ってどういうこと?


京アニ事件の青葉被告が主文後回しに。

2024年1月25日のことでした。

事件そのものはいつ起きたのでしょう。

これって特別なことなの?

京アニ事件が主文後回しってどういうことなのでしょうか。

京アニ事件とは

京アニ事件は、2019年7月18日に京都アニメーションの第1スタジオにて発生しました。

青葉真司被告が、自身の小説作品のアイデアを京アニに登用されたとの怒りをぶつけるためにガソリンをまき火をつけたのです。

結果、スタジオは全焼し社員36人が死亡・33人が重軽傷。

日本の事件の中でも過去に例を見ない大惨事となったのでした。

日本のアニメはすでに国内外で人気を得ていたこともあり、世界に衝撃を与えた事件です。

通常は主文後に判決理由

特に朗読の順序についてルールが設けられているわけではありませんが、主文後回しは例外と言えるでしょう。

刑事裁判の判決において通常であれば、「主文」で被告人に課される刑の内容を示した上でその主文を導き出した具体的な根拠についての説明を「理由」といった形で説明しますから。

ちなみに、それまでに刑事裁判ですから公開の法廷にて「1冒頭手続き・2証拠調べ手続き・3弁論手続き」と段階を分けて説明がなされており、だからこそ4年以上もの年月がかかてしまったのです。

主文後回しは「4判決」の段階です。

刑事裁判は「判決の宣言・言渡し」で終了となります。

主文後回しが速報で流れた訳は

京アニの裁判員裁判にて、裁判長は「有罪判決ですが主文は後回しにします」と述べました。

この言葉が発せられるやすぐにも速報という形で世間に知れ渡り、大騒ぎとなっているのです。

けどなんで皆が騒いでるの?

なんで速報?

「主文後回し」って死刑判決となる場合が多いのです。

多くの犠牲者を生んだ事件。

しかもアニメーションスタジオで起きた出来事ということもあって、世界中より注目されています。

だからこそ、「死刑だよ」といった事実をいち早く伝えようとしたのですね。

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なぜ後回し?


順番は自由とはいえ、主文→理由が一般的。

なのになぜ主文後回しとされたのでしょう。

主文後回しイコール死刑と受け止めたらいいのか?

となると、むしろ持って回った言い方をされるよりも「京アニ事件を起こした青葉被告が死刑になりました!」でいいはず。

主文後回しについて、もう少し詳しく見ていくことにします。

被告人の動揺を防ぐ

何らかの事件を起こした以上、全く何の罪にも問われないなんてことはありません。

もちろん事件そのものが見つかることなく、まんまと逃げ伸び一般人に紛れ込んで暮らしている犯人はいるでしょうが。

京アニ事件を起こした青葉被告の場合、これだけ多くの死傷者を出したのですから死刑は当然と見てよいでしょう。

本人も自覚し、納得しているはず。

とはいえ、いざ「死刑」との判決を下されると動揺してそこに至った経緯などの説明を落ち着いて聞いてなんていられない。

そんな人たちもいるはずです。

被告人に、なぜそのような判決が下されたのか・内容を理解させることが判決の言渡しの目的ですから、動揺を防ぐためにも順序を逆にする場合あり。

それが主文後回しなのです。

例外もあり

主文後回しイコール死刑ということではなく、例外もあります

イコールとなってしまったら、主文後回しとされた時点で死刑宣告されたも同じ。

結局は動揺を招くこととなり意味がないのです。

無期懲役といった事例もあったそう。

ただ当然でしょうが、青葉被告に対しては死刑判決が下されました。

何しろ日本刑事裁判史上、突出しての被害者の数です。

京アニに対して筋違いの恨みを募らせ、強固な殺意の元、計画的に事件を起こしました。

被害者の方々はまさに地獄のような恐怖の中で死んでいったのです。

被害者、そして遺族の苦しみや悲しみの深さはかなりのものでしょう。

弁護側の意見としては、心神喪失による無罪・あるいは心身耗弱での減刑を主張していましたが、このような結果となったのでした。

極刑にならないケースとは

青葉被告の例はともかく、死刑を求刑されていないなら・懲役や罰金以外の刑罰がないといった罪状であったら極刑になることはありません

残念ながら比較的治安が良いとされる日本でも、日々様々な事件が起きています。

主文後回しの速報が流れることもあるでしょうが、すぐに死刑と受け止めるべきではないみたいですね。

まあ、速報で流すくらいの大きな罪を犯して世間を騒がせた方々なのですから、たいていは死刑判決が下されてるみたいですが。

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速報で流れてきた主文後回しについてのまとめ

京アニ事件について速報で流れた「主文後回し」について、どういうことなのか・例外はあるのかなど調べてみました。

・京アニ事件について:2019年の事件。過去に例を見ない大惨事であり、日本が誇るアニメの事務所ということもあって世界に衝撃を与える。

・通常の流れとは:主文の後に理由というのが通常の流れだが、ルールで決められているわけではない。

・なぜ速報で流れた:主文後回しイコール死刑となることが多いから。

・被告人の動揺を防ぐ目的:死刑宣言に動揺して判決理由を理解させるという目的を達せないと困るから。

・例外もある:イコール死刑だと後回しにする意味はなし。実際、過去に例外あり。

・極刑にならないケースとは:懲役や罰金以外の刑罰がない罪状なら死刑となることはなし。

 

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