大学無償化の方針が政府より打ち出されましたが、子供3人ってどういうことなのでしょう。
政策の詳しい内容について、現在わかっている範囲でご紹介していきます。
すでにお子さんが3人以上いるというご家庭や3人目を生もうかどうしようか考えているという方は、あいまいな情報に踊らされているはずです。
結局のところどうなるのか。
気になりますよね。
多子世帯の大学無償化ってどういうこと?
大学無償化、第1子が社会人になったら無償化の適応外になるクソ仕様で草 pic.twitter.com/Uek9PsmCYd
— めろん (@gatigatitv) December 11, 2023
少子化対策ということで、「2025年度より3人以上の子供を持つ世帯には3人とも大学の授業料を無償化する」といった方針を政府は固めました。
生まれるとすぐに学資保険などに加入しコツコツと貯めてきた我が子のための大学資金。
とはいえ、物価も上がり新型コロナウイルスなど予期せぬ事態もあって思ったほどに貯められずにいるお宅も多いはず。
もしも大学の授業料がかからなくなるのであれば、かなりありがたいことです。
でもここでいう3人ってどう数えればよいのでしょうか。
3人以上子供がいる世帯は無償化?
2022年の国民生活基礎調査を見たところ、3人以上の児童がいる世帯というのは全体の12.7パーセントだったとか。
2018年度の国税調査を見ると、未婚の親族を含む3人以上の子供のいる世帯は14.2パーセント。
いずれにせよその数は少なく、少子化の影響が強く感じられますね。
大学無償化、少子化対策の目玉となってくれるのでしょうか。
政府によると「3人以上の子供を持つ世帯」といった方針を打ち出しているらしい。
とはいえまだ正式決定ではないため、あいまいなのも当然です。
少なくとも3人目だけ、ではなく3人「とも」大学の授業料などが無償化されるというのは確かなようです。
全員が大学生以下の数え方
多子世帯と言っても、子供たちの年齢はそれぞれの家庭で異なります。
子供全員が大学生以下である、すなわち全員22歳以下でなければカウントされないのでは?
政府の発表がなく、どの報道でも伝えてはいない。
けれども、世間の多くの方々の考え方ではこうなっています。
大学卒業している子がいたらどうなる?
では1人目、あるいは2人目まで卒業していたら。
第1子が扶養から外れた時点で第3子が第2子に繰り上がる。
となると「3人以上の子供を持つ世帯」の対象から外れてしまう。
そういった意味でも、「子供全員が大学生以下でないとカウントされない」と捉えているのです。
子供2人の家庭が楽かというとそんなこともなく、その家の収入によっては1人っ子でも学費が払えないからと大学に行かせられない家もある。
このままだと、いつ大学生になるか・子供の人数が何人かで家庭の負担の差が大きく開いてしまいそうです。
我が家は当てはまる?対象となる大学や所得制限について
『子どもを3人以上扶養していることが条件で、卒業後に就職し、扶養から外れた子どもは人数に数えない』
さらに上限50-70万円🥹
予想通りに展開きたあああああああ🥹子3人以上で大学無償化 政府、児童扶養手当を拡充(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/QKumSEEwLh
— ぽりぽり医 (@paparin_porix2) December 11, 2023
子供が3人いるお宅でも、「だって我が家はそれなりに潤っているし」と関係ないものと思っている方もいらっしゃるはず。
所得制限とかあるのでしょうか。
対象となる大学は?
詳しく見ていくことにします。
どの大学が対象?
国立もあれば私立もある。
文系に理系・医学部と大学の種類はさまざまありますが、すべてが無償化の対象となるそうです。
無償化の対象となるためにと親に選択肢を狭められるようなことはないみたいですね。
ただ、支給される限度額は設けられるのでは。
何しろ、文系私大に行くか医歯系私大に行くかで年間で200万円も違うみたいです。
医学部となると6年間学ぶことに。
なのにどれも同じだと、不満の声が挙がってくるでしょう。
所得制限の有無
所得制限もありません。
大金持ちであろうと貧困世帯であっても、一律無償化。
何しろ子供の数を増やすのが目的です。
あらゆる世帯の出産をためらっている方の背中を押してくれるような政策となればということみたいですね。
揺れる世間の声
多子世帯で大学費用の無償化を行う。
わかっているのはそれだけ。
詳細が決まっておらずざっくりしすぎた発表があったのみ。
なので子供3人の数え方を含め、だれもが混乱しています。
無償化されるのは良いですが、結局のところ税金を負担するのは我々国民です。
この後、増税となるのでは。
そもそも岸田総理がいつまで総理でいられるのかもわからない。
退陣とともに消えていくのかも。
世間では不満の声が多数出てきているようです。
大学無償化における子供の数え方についてのまとめ
政府の掲げる少子化対策・多子世帯の大学無償化について、子供3人ってどういうことなのかを中心に見ていきました。
世間ではこう捉えているっていう例を示しただけで、政府からの正式発表はまだ。
だからこそ報道も具体的に紹介しているところはなくすべてが憶測の範囲内にあるようです。
・3人以上いれば無償化?:3人以上の子供を持つ世帯は3人とも大学の授業料などが無償化されるよう。少子化対策の目玉として政府が発表しました。
・全員が大学生以下世帯は?:ここでの3人とは全員22歳以下?大学生以下じゃあないとカウントされないってことでしょう。
・大学を卒業した子がいたら?:すでに1人、大学を卒業し扶養から外れていたら第3子が第2子に繰り上がる。となると対象外となるのでは。でも1人っ子でも経済的に苦しく大学に行かせられない家もある。
・対象となる大学は?:すべての大学が無償化の対象。無償化を受けるためにと将来の選択肢が狭められるようなことはない。
・所得制限はある?:所得制限もなし。第3子出産を推進するのが目的。
・世間の声はどうなっている?:ざっくりしすぎた発表に誰もが混乱。無償化はありがたいけれど、この後増税となる?そもそも2025年度に本当に実施されるの?