どうも てにんちゅです
今回はストロークの【テイクバック】について解説します。
※フォアハンドストロークにフォーカスしていきます。
・ストロークのテイクバックについて知りたい方
・正しいテイクバックの仕方が分からない方
・どのようなテイクバックが良いか悩んでいる方
普段レッスンをしていてテイクバックについて質問される事が多数あります。
一人でも多くの方にアドバイスが刺さればいいなと思います。
実績
元2桁の日本ランカーで、テニス歴21年、コーチ歴13年の現役テニスコーチです
現在はジュニア、大人の方の初心者〜試合に出る上級者まで幅広くレッスンしています。
1:テイクバックとは
2:正しいテイクバックの方法
3:まとめ 必要に応じて変えていく
まず結論ですが・・
正解はありません
正解はないのですが、どんなテイクバックでも良いのかというとそういうわけではないので、このあと深掘りしていきます。
1:テイクバックとは
ラケットを引く動作のことを『テイクバック』と言います。
しかし、ただラケットを引くだけだと手打ちになるリスクがあるため必ず、体と連動してラケットを引くように意識をしましょう。
体と連動するとは?
腰をターンさせながら引く
これだけでOK
他は特に意識する必要ないです
え?これだけ??
と思うかもしれませんが、初心者や初級者の場合以外とこの腰を回す『ターン』ができない方が多いです。
そして
テイクバックには大きく分けて2通りあります。
ラケットを立てて引く『一般型』
ラケットを寝かせて引く『伊達公子型』
一般型テイクバックのメリット・デメリット
・色々な打点に対応しやすい
高い打点や低い打点など、基本的にどの打点のボールでも柔軟に対応できる
・ヘッドが落ちにくい
初心者や初級者の場合はラケット面が落ち切らずに上からのスイングになってしまう方も多い
伊達公子型テイクバックのメリット・デメリット
・下から出しやすい
スピンがかけやすく、ラケットが下から出しやすくなるので初心者や初級者にとってはストロークが安定しやすい
・高い打点が出しづらい(打ちにくい)
基本腰より下にラケット面がセットされているので高い打点で打とうとしたときに『落差』がありすぎてフレームショットになるリスクがある
2:正しいテイクバックの方法
自分がどのショットを打ちたいのか、または相手がどのショットを打ってきたのかによってテイクバックは変える必要があります
それはフォームを変えるということではない
コンパクトなテイクバックが必要なパターン
リターンや相手のショットが速い時、左右に走らされた時などは、コンパクトにテイクバックする必要があります
相手のボールが速いときは、相手のボールに威力があるため、その相手のボールの力を利用できれば威力が出せるため、コンパクトなテイクバックが望ましいです
大きなテイクバックが必要なパターン
チャンスボールやゆっくり深いボールがきた時には、大きくテイクバックをして、振った方が重いボールが打てます
相手のボールに威力が無い場合は自分でパワーを生み出さないといけないので、大きくテイクバックを取り、スイングして自分でパワーを出していく必要があります
以上の観点から、テイクバックに正解はなく、その都度変えていく必要があると言うのが筆者の答えです
3:まとめ 必要に応じて変えていく
何度も言いますがテイクバックに正解はありません。
その時の相手のボールによって柔軟に変えていく必要があります。
変えると言ってもフォームを変えるのではなく、小さくテイクバックを取ったり、大きくテイクバックを取ったりするということです
また、初心者や初級者の方で下からスイングできず上から入ってしまうという方は、『伊達公子型』のテイクバックで解決できる場合が多いので試してみてください
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