コツがあれば教えて欲しい。
このような悩みを解決します。
ボレー上達のコツがわかる
ボレー上達するための練習方法がわかる
この記事の筆者は日本ランキング元96位。テニス歴20年、コーチ歴12年、フリーランスとして現在テニスの普及活動を行っていますので、記事に対する信頼はあると思います。
2:ボレー上達するための練習方法5選
3:ボレーは上達した方がいい理由6つの理由
4:まとめ
1:ボレーで意識すべき5つのポイント
①ガットを斜めに使う
振ってしまうと縦のガットが使われるので、かすれた当たりになったり、上手くミートしません。
面はなるべく動かさずに、ラケット面は斜めにセットし、ガットを斜めに使うように意識をしましょう。
これだけで簡単にボレーは可能です。
初心者の方は飛ばないと思って、ラケットの面をストロークのように動かして打ってしまう傾向にあります。
それだと当たらないので、必ず面はあまり動かさないようにしましょう。
②軸足のタメ
右側でボレーをするときは右足にタメを作る。
左側でボレーをするときは左足にタメを作る。
このタメが長ければ長いほど良いボールが打てます。
③踏み込んだ足と同時に打つ
打つ前に足を踏み込んでしまうと体が前に倒れてしまいます。
体が前に倒れてしまうと、面が下を向きやすくなり、ボールが上がらずネットの原因になります。
足を出すタイミングとボールを打つタイミング同時にすることで、面が上を向き、なおかつ体重移動が自然と入るので、ラケットを振らなくてもボールが飛んでいきます。
④面を固定
ラケットの面はあまり動かさない
飛ばしたい方向に動かすのはOK
ラケットを振ってしまうとフレームショットの原因になる
飛んできた軌道からラケットの面がずれないようにする
ポイントは手首を固定すること。手首を固定すると面がブレにくくなります。
⑤スプリットステップ
ストロークに比べてボレーに立っている時はボールが早く自分に到達しますから、スプリットステップを必ず入れましょう。
ステップのタイミングは相手が打った瞬間に着地していること。
理由
相手が打ったタイミングでジャンプしてしまうと、ジャンプしている最中にボールが飛んできてしまうので、ボレーに遅れます。
必ず打ったたいみと着地を合わせるようにステップしてください。
また、ジャンプと言っても軽く足を開き、ヒザをゆるめるようにセットしましょう。
次の一歩を早く出すためにスプリットステップを行うので、高くジャンプしてしまったり、足の幅が狭いと早く動けません。
足を開く幅の目安ですが、自分の肩幅より少し広くしましょう。
2:ボレー上達するための練習方法5選
①キャッチボール
練習方法:ネットを挟んで、相手にボールを投げてもらい、それを相手に打ち返してキャッチしてもらいます。
コツ:コントロールと力の加減ができないと上手くキャッチさせられません。
②ミニのボレスト
練習方法:ネットを挟んで、1人はサービスラインでショートラリー、1人はネット前でボレー。ショートラリー対ボレーでラリーをします。
コツ:ストローカーの前に的を置いて、それを狙うようにしましょう。キャッチボール同様コントロールと力の加減ができないとラリーが繋がりません。
③ボレーボレー
練習方法:ネットを挟んで地面に落とさず、ダイレクトにお互いボレーのラリーをします。
コツ:相手が打つ瞬間にスプリットステップをし、ラケットのセットを早くしましょう。フォアかバック、どっちにくるかスプリットステップをしたタイミングですぐに決めないと準備が遅くなり、振り遅れてしまいます。とにかく相手が打った瞬間にセットを早くすることがポイントです。
④ロングのボレーボレー
練習方法:ネットを挟んで、お互いサービスライン上に立ってボレーボレーをします。
コツ:ネットとの距離があるので、ラケットは低い位置で構え、低いボールに対応できるようにしましょう。
⑤ボレスト
練習方法:ネットを挟んでストロークとボレーのラリーをします。ボレーヤーのポジションですが、ネットに近くなれば簡単になるので、まずは近い位置から。慣れてきたらだんだん距離を伸ばしていきましょう。
コツ:コンパクトに面を作ること。打つときに面はあまり動かさないようにしましょう。
⑥ネットにラケットを置いてスライド
ネットにラケットの面を置いて、そのままネットの上をスライドさせましょう。
そうすると、手首が固定されるため、面は絶対にブレません。
その感覚のままボールを打つようにしましょう。
面を残すことができればボールは絶対に当たります。
ポイントは手首は固定させることです。
3:ボレーは上達した方がいい6つの理由
上達した方がいいです。
理由①プレーの幅が広がる
ストロークだけでなく、ボレーが出来るようになると『相手のボールが短くなって前につめてボレーで決めよう』という戦術が1つ増えます。また、ボレーが出来ないと短いボールで前に出されたあとに、相手に決められてしまう可能性が出てきます。つまり自分のチャンスボールだと思ったら、相手のチャンスだったというパターンですね。せっかくのチャンスを活かせません。
理由②ダブルスが楽しめる
ボレーが出来ると単純にダブルスが楽しめるようになります。ダブルスではボレーが出来ると簡単にポイントが取れます。そしてボレーで決めるとペアにとても感謝されます。
理由③スクールでの練習メニューが色々こなせるようになる
スクールのメインの練習はダブルスです。なので、スクールに通っている場合はボレーの練習は必ずやります。レッスン中のゲーム練習もダブルスがメインになるので、嫌でもボレーのポジションに入ることになります。また、ボレーボレーやボレスト(ボレー対ストローク)といったボレーが絡んだメニューをやることが多いので、ボレーは出来ていた方が良いです。
理由④仲間との練習でメニューが色々こなせるようになる
仲間内で練習するときもボレーが出来ると色々なメニューか練習できるので、呼ばれやすくなります。特に初心者や初級者は仲間での練習はダブルスでの試合が多いので(基礎練習をやる場合もありますが。)そうなると、ボレーは必須項目になってきます。
理由⑤ゲーム練習、試合形式でボレーで活躍できる
ボレーが出来るとゲームで活躍できます。ストロークの人は前の人に決めてもらうためにラリーを作るので、前衛であるボレーヤーがボレーで決めてくれないと、ラリーが延々続いてしまいます。ボレーを習得して、チームの救世主になりましょう。
理由⑥ボレーが出来るだけで上手いと思ってもらえる
初心者、初級者でも比較的ストロークは早い段階で打てるようになりますが、ボレーで苦戦するプレーヤーが多いです。そのため、ボレーができると、初心者でもうまいね!!と誉めてもらえることが多くなり、ボレーが出来る=上手というイメージを持ってもらえます。
『でもボレーはセンスですよね。自分はセンス無いので上手になれないですよね。』
そんなことありません!ボレーは練習でいくらでも上達できます。 筆者の経験上、ストロークが出来て、ボレーが出来ない人の特徴は単純にストロークの練習量に対して、ボレーの練習量が圧倒的に少ないケースにあると思います。
こんなことありませんか?
2時間の練習で30分ストローク対ストロークでラリーして、15分づつボレストの練習をする。このパターンだとストロークの練習45分に対してボレーの練習が15分ですよね。 圧倒的にボレーの練習が少ない。 まずはボレーが苦手だという仲間を見つけて、ボレーの基礎練習をやりましょう。仲間がいない場合はスクールに通うなりして、ボレーをたくさん教えてくれるコーチに習いましょう。 練習量を増やせば必ずボレーは上達できます!
4:まとめ
いかがでしたか?ボレーが苦手で上達したいなと思ってる方はまずはボレーの練習量を増やすようにしてください。そして、正しいグリップで最初は短い距離でいいですからボレーを練習するようにしましょう。ボレーができるとよりテニスが楽しくなりますよ!
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