どうも てにんちゅです
今回はヨネックスのテニスラケット『EZONE (イーゾーン)2020』シリーズ全7機種の特徴をまとめましたので、解説していきます。
なお、2022年モデル、イーゾーンの最新情報はコチラ
ヨネックスのテニスラケット『EZONE (イーゾーン)2020』の種類がたくさんあって、どれを買ったらいいかわからない方
自分には『EZONE (イーゾーン)2020』の中でどれがおすすめか知りたい方
このような方のために記事を書きました
『EZONE (イーゾーン)2020』シリーズの中で自分に合ったラケットがわかります
『EZONE (イーゾーン)2020』シリーズの中でどの機種を買ったらいいのかわかります
実績
元2桁の日本ランカーで、テニス歴21年のベテランテニスコーチです選手時代から現在のテニスコーチに至るまで10年以上ヨネックス製品を愛用しています。
『EZONE (イーゾーン)2020』は全部で7機種あります。種類が多すぎてどの種類を選んだらいいかわからない方は、是非参考にしてください。
1:『EZONE (イーゾーン)2020』全7機種スペック&ラインナップ
スペック一覧
モデル名 | 98 | 98L | 100 | 100L | 100SL | 105 | FEEL |
フェイス面積 | 98 インチ | 98インチ | 100インチ | 100インチ | 100インチ | 105インチ | 100インチ |
重量 | 305 g | 285g | 300g | 285g | 270g | 275g | 250g |
バランス | 315 mm | 330 mm | 320 mm | 325 mm | 330 mm | 330 mm | 350 mm |
フレーム厚 | 23-24-19 mm | 23-24-19 mm | 23.5-26-22 mm | 23.5-26-22 mm | 23.5-26-22 mm | 23.5-26-23 mm | 24-27-23 mm |
フレーム長さ | 27 inch | 27 inch | 27 inch | 27 inch | 27 inch | 27 inch | 27 inch |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 | 16×19 | 16×19 | 16×18 | 16×19 | 16×18 |
定価 (税込) | 36,300- | 36,300- | 36,300- | 36,300- | 31,900- | 38,500- | 23,100 |
ラインナップ
① 98
② 98L
③ 100
④ 100L
⑤ 100SL
⑥ 105
⑦ FEEL
『EZONE (イーゾーン)2020』このようなラインナップになっており、今作からそれぞれ『L』や『SL』など各モデルに区別される名前がつきました。
前回モデルまでは『98』と『100』に『G』と『LG』があり、『98』の中に2種類、『100』の中に2種類という形で表記されていましたので、重さや種類を区別するのに非常に分かりにくかったです。
それが今作から『LG』→『L』、『ライト』→『SL』となり、モデル毎に区別されているので非常に分かりやすく、そして選びやすくなりました。
2:『EZONE (イーゾーン)2020』全7機種の特徴
98 上級者向け
しっかりしなるシャフトと柔らかい打球感
しっかり飛ぶけど、コートに収まる安心感があります。コントロールのしやすさもgoodポイント
コントロール系のラケットです
フラットドライブ向き
98のレビュー記事はこちら
https://tennisblog.org/ezone98-review/
98L 中級者向け
上級者モデルの軽量モデルです
トップヘビーなので、振り抜きの良さがあり、グラム以上にしっかりした打感に感じられますし、スイングウェイトはそこまで軽く感じません。
コントロール系のラケットです
100Lと同じ重さですが、98Lの方がバランス330mmでトップヘビーのためスイングしたときの重さが若干あり、
100 中級・上級者向け
黄金スペックです。これぞヨネックスの真骨頂のラケット。
パワー、打ちやすさ、扱いやすさは申し分なく、パワーのある初心者の男性やジュニア、中級者や上級者まで幅広く人気があるモデルです。
パワー・スピード系のラケットです
100のレビュー記事はこちら
https://tennisblog.org/ezone100-review/
100L 中級者向け
黄金スペックの軽量モデルです
バランスがトップヘビーなので、軽量ですがスイングしたときの重みがあり、打ちごたえがあります。
パワースピード系のラケットです
100Lのレビュー記事はこちら
https://tennisblog.org/ezone100l-review/
100SL 初中級
ライトモデルです
トップヘビーで反発が強いラケットです。
ライトにしては打ちごたえがあるラケットです
100SLのレビュー記事はこちら
https://tennisblog.org/ezone100sl-review/
105
イーゾーンのオーバーサイズで今作から新たに加わったモデルです。
オーバーサイズと聞くとボレーに特化した厚ラケのイメージが強いかと思われがちですが、イーゾーン105は厚ラケではありません。
ストロークにもボレーにも両方に特化したラケットで、どちらかというとオーバーサイズの中ではかなり競技者寄りのラケットです
105のレビュー記事はこちら
https://tennisblog.org/ezone105-review/
FEEL
ジュニア用のラケットから大人用のラケットへステップアップするには最適なラケットです
重さはジュニア用のイーゾーン26と全く同じですが、バランスが350mmなので打ってみると打感もスイングウェイトもしっかりしています
3:『EZONE (イーゾーン)2020』どの機種が誰におすすめ?
98がおすすめの人
・上級者の方
・パワーに自信があり、自分からしっかりスイングしてボールを飛ばせる方
・コントロール重視の方
・100だと飛びすぎてしまう方
競技者向けのラケットです。筆者が現役バリバリ試合に出ていた頃はこのスペックを使用していました。
98Lがおすすめの人
・中級者の方
・重さのあるラケットは苦手だけどボールコントロールしたい方
・100Lより、もう少し負荷が欲しい方
・100Lよりはボールが飛んで欲しく無い方
バランスが330mmで、100Lよりも5mmトップヘビーになっているので、スイングしたときの重みが100Lに比べて若干あります。
100がおすすめの人
・中級者・上級者の方
・ラケットにパワーとスピードを求める方
・飛びを求める方
・黄金スペックを求める方
the王道の黄金スペックのラケットです
100Lがおすすめの人
・中級者の方
・今までライトモデルを使っていて黄金スペックに移行していきたいけど、ちょっと重さ的に不安という方
・ライトモデルでは物足りないと感じている方
・テニス経験者の小学5、6年生のジュニア
・パワーのない初心者の中学1、2年生のジュニア
・女性の中級〜上級レベルの女性
黄金スペックとライトの間の位置付けです。重さも285gと間なので、痒いところに手が届くラケットです。
100SLがおすすめの人
・初心者・初級者・中級者の方
・初心者の小学5、6年生のジュニア
・試合に出る小学3、4年生のジュニア
・女性の初心者〜中級くらいまで大人の方
イーゾーンSLはこの中でもおすすめできる年代が幅広いラケットです。
105がおすすめの人
・初級者・中級者の方
・パワーは衰えたけど、まだまだストロークをしっかり打ちたいと思っている方
・厚ラケットへいくプライドを捨てきれない方
・ボレーの安定感を求める方
厚ラケにいくにはまだ早い。でもストロークも打ちたいし、ボレーも苦手という方のわがままを叶えたラケットです。今まで両方に特化したラケットってなかったですよね。
FEELがおすすめの人
・ジュニアや大人の初心者の方
・ジュニアラケットから大人用のラケットへの移行を考えている方
・大人用のラケットを使いこなせるか心配なジュニア
バランスが350mmでイーゾーンシリーズでは一番のトップヘビーのラケットなので、重さ以上に振り抜きの良さがあり、打ち負けないです。
軽量モデルなのでパワーがなくても安心です。
4:コンセプト 爆発的パワーと柔らかい打球感を高次元で両立
今作のイーゾーンは『爆発的パワーと柔らかい打球感を高次元で両立』するというコンセプトになっているのが特徴です。
パワーと柔らかさを両立するのって大変で、パワーやスピードのあるボールを打つにはある程度打球感の硬さというのはあるものなんですが、今作イーゾーンは厚ラケとまではいかないまでも、その打球感の柔らかさというのはかなり感じられます。
それでいてパワーがしっかりボールに伝わってくれるので、開発してくれたチームヨネックスの方々ありがとうございます。
5:イーゾーン2020の5つのテクノロジー
①『パワー』を生み出す新設計
②『打球感の柔らかさ』を生み出すエッジ
③『スピードと面の安定』を生み出す新カーボン素材
④『高い振動吸収』を生み出すVDM
⑤『真ん中をはずしてもボールが飛ぶ』新ストリングパターン
以上5つのテクノロジーが進化しました
①新形状フレーム
スイートエリアが横に広がり、よりパワーを生み出すフレーム設計になっています。
②ニュークロスセクション
エッジを効かせた断面形状を用いることで、より柔らかい打球感を実現
③トレカM40X
新カーボン素材により面の安定性とスピードぼーるを実現
VDM
特殊なメッシュ素材を広範囲に巻きつけることで、高い神童吸収性を実現
新ストリングパターン
ラケット面の真ん中付近はピッチを狭く、ラケット面の外側の部分はピッチを広くすることで、真ん中をはずしてもスピードのあるボールを実現
※画像は全てヨネックスカタログを引用
6:イーゾーンDRに戻った!?
これは筆者の感覚ですが、前回モデルはかなりボールが飛ぶ印象で、パワーは出るけど、ボールをコートに収めるのが大変で、自分からしっかりと回転をかけてコートに入れるといった感じでした。
今作はしっかり飛んでくれるけど、自然とボールがコートに収まってくれるので、フラットドライブ系のショットを打つプレーヤーには最適なラケットになっています。
『イーゾーンDR』を彷彿とさせるモデルなので、DRを気に入って使用していた方にはマッチするラケットになっていると思います。
7:まとめ 控えめに言っておすすめ
今回はヨネックスのラケット『イーゾーン2020』全7機種を紹介しました。
『パワー』『柔らかさ』『スピード』に長けているラケットで、控えめにいってもおすすめです。
それぞれのプレースタイルに合わせて自分に合うラケットを見つけてください。
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