本ページはプロモーションが含まれています

YONEXイーゾーン(EZONE)2022年モデル【インプレ・レビュー】

テニス

今回ヨネックスさんの新製品先行試打会にお邪魔させて頂き、2022年モデル新イーゾーンを試打してきましたのでインプレ・レビューしていきます

筆者が感じたことを率直に記事にしていますので、参考にして頂ければと思います。

ちなみに発売時期は機種により異なるので注意です

100、98は2023年1月下旬発売

その他100L、98L、SL、105、フィールは2023年4月上旬発売

見た目のカラーはこんな感じ

遠目で見ると黒っぽい色に見えますが、近くで見ると深いネイビーとスカイブルーが際立ちます

実績

元2桁の日本ランカーで、テニス歴21年、コーチ歴13年の現役テニスコーチです   現在はジュニア、大人の方の初心者〜試合に出る上級者まで幅広くレッスンしています。

現役中ずっとヨネックスのラケットを使用しており、現在はイーゾーン98とブイコア95を使用中。

ガットはポリツアープロ125の48P

2022年モデルYONEXイーゾーンの特徴

2022年モデルのイーゾーンの特徴ですが、前作モデルと比較するとだいぶ打球感が柔らかくなりました。

また、ボールの食いつきがよく回転がかけやすくなった印象を受けました。

パワーボールが打てる反面

「回転系でコントロールしたい」
「しっかり振り切ってコートにボールを収めたい」

と思っている方にとってはおすすめのラケットです。






2022年モデルイーゾーンの特徴1・打感が柔らかく感じる

前作と比べるとしなりと食いつきが良くなっている分、柔らかく感じました。

振れば振るほどしなりと食いつきが強くなる印象でした。

今まで打球感が硬く感じて、イーゾーンをイマイチだと思っていた方は今回の打球感は気にいるのではないでしょうか。

感覚としては2作前のイーゾーンDRに近い感覚です。

2022年モデルイーゾーンの特徴2・飛びがよくなった

飛びに関しては申し分ないので、パワーをラケットで補いたい方には最適です。

逆にパワーが有り余っていて飛びすぎてしまう方は自分でコートに収める技術が必要になるかと思われます。

ドフラット系のボールを打つ方よりは、程よく回転がかかっているボールを打つ方に合っているラケットと感じました。

筆者はストロークがフラット7割スピン3割のフラットスピン系のボールなので、今回のイーゾーンにうまくマッチしました。

ボレーに関しては飛んでくれる分アジャストさえミスらなければ良いボレーが打てますよ。

2022年モデルイーゾーンの特徴3・前作モデルと比較すると回転がかけやすい印象

ストロークを打っていて、非常に引っ掛かりの良さは感じました。

特に低い打点のボールを持ち上げる際に楽に持ち上がってくれて、しっかりとコートに収まってくれる安心感がありました。

球際のボールのアシストが今回はすごく楽で、試合に出る方にとっては優秀なラケットになるのではと思います。

ブイコアほどの跳ね方はしませんが、スピード感のあるボールを安定して何球も入れられる安心感はありました。

特にシングルスプレーヤーにはおすすめの1本ですね。

2022年モデルイーゾーンの特徴4・面に食いつくのでコントロールが非常にしやすい

ボールを面でしっかりと捉えて、掴んで飛ばす感覚が強いので非常にコントロールしやすかったです。

前作モデルは反発が強くて、良い時は物凄いボールがいきますが、安定感に欠けるなという印象でした。

ですが、今回の2022年モデルは、反発は少し抑えられている分、より精度の高いショットが打てるようになった印象です。

一発で仕留める!というよりはジワジワ相手を追い込んでいくプレーヤーの方におすすめしたいです。

筆者は「後ろで相手とシコリ合い、浅くなったボールをぶっ叩く!」

というプレースタイルなので、同じようなプレースタイルの方には特におすすめしたいです。

2022年モデルYONEXイーゾーンのショット毎の特徴

今回は全機種実際に試打させて頂きました。

ガットの種類は

「ポリツアープロ125」「レクシススピード」

の2種類でテンションは全て50Pでした。

各ショットの特徴についてまとめましたので参考にして見てください。

 

用意されたラケットにはこのようにガットが張られていました。

イーゾーン100        ポリツアープロ125
イーゾーン98          ポリツアープロ125
イーゾーン100        レクシススピード
イーゾーン98     レクシススピード
イーゾーン100L  レクシススピード
イーゾーン98L    レクシススピード
イーゾーンSL   レクシススピード
イーゾーン105    レクシススピード
イーゾーンフィール レクシススピード

今回も前作同様イーゾーンは全7機種になります。

 

イーゾーンのショット毎の特徴1・ストローク

しなりがあり、掴んで飛ばす感覚が強いです。

スピン系のショットは引っ掛かりが強くよくスピンがかかるから思ったより飛ばない印象でした。(抜けないという感じ。)

逆にバックハンドはフラット系なので、こちらはしっかりと飛んでくれました。

ストロークのざっくりした印象はパワフルになった印象。それでいてコートにしっかりと収まってくれる安心感がありました。

その要因となっているのがしなりとたわみによる影響なのだと思います。

あと非常に回転がかかりやすいのも今回の特徴で、特に低いボールが持ち上げやすかったです。

そして、しっかり振り抜かないと抜けてアウトになってしまうことも勿論あったんですけど、それ以上に回転でコートに抑え込めるので、たとえミスしたとしてもそこまでナーバスにならずに修正出来ると思いました。

イーゾーンのショット毎の特徴2・ボレー

ボレーではストロークのような『しなり』はそこまで感じなかったですが、食いつきがいいのでしっかりと面に乗せて運ぶ感覚でコントロールがしやすくなっていました。

ドロップショットやロブボレーなどのタッチ系のボレーが特に打ちやすいです。

強打していくボレーもパンチが出しやすくボレーヤーにも人気がありそうです。

ボレーをする上で、私が常に大事にしていることは

「コントロール」と「ふかさず安定させること」

です。

ボレーでは飛びすぎない点が好印象でした。

イーゾーンのショット毎の特徴3・サーブ

基本的にサーブ全般乗りが良く、特に回転系のスライスサーブやスピンサーブが打ちやすく感じました。

サーブが苦手の人でも上手く使いこなせるのではないでしょうか。

また、スピードを出した時にはしっかりとフラットに当たれば球威も出てくれた印象。

そこまでサーブは得意ショットではありませんが、このラケットならサーブで相手を崩すことも可能だなと感じさせてくれるラケットでした。

また、サーブでも回転がかけやすいので、2ndサーブの安定感が増した感じがしました。

試合でも大事な場面でダブルフォルトを恐れずに打てる感覚はありましたよ。

イーゾーン2022年モデルは前作との比較でここが変わった!

前作との大きな違い

やはり回転ですかね。イーゾーンで回転はあまり印象に無いかと思われます。

回転がかかりやすくなっている事で、特に低くきたスライスを打点の低いところから持ち上げるショットが楽に感じられました。

これはたわみ性能がアップしてるので、その性能アップが要因ではないかと思います。

飛ぶけど、アウトを恐れずプレー出来るのはかなりアドバンテージがあるなと思いました。

そしてアウトミスしたあとの修正がしやすかったです。

ボールの『スピード』・『しなり』・『たわみ』・『打球感の柔らかさ』を追求して進化させたモデルらしいです。

フレームの厚さは0.5ミリほど厚くなったことからパワーが出しやすいとのこと

要は前作よりもしっかりと飛ぶようになっている。という感じですかね。

でもただ飛ぶだけでは無いところが今回のポイントになります。

順番に解説します





フレームサイド

まず、フレームサイド 正面の厚さを薄くして振り抜き精度、たわみ精度をアップ
→パワー、スピードがより出しやすくなったとのこと

振り抜くことでパワー、スピードは出ますもんね。
より振り抜きやすいフレームの形状に進化させた。という事ですね。

 

 

フレーム上部

フレーム上部もたわみ精度アップ
スイートエリアの上部で打ってもパワーロスが少ない

真ん中の上の方もスイートエリアが広がり、より反発、たわみをアップし、前作より飛ぶように設計されたとのこと。
飛ぶということはその飛びをコントロールできないとミスになってしまいます。
今作イーゾーンは飛ぶけど、ボールを掴んで飛ばす感覚が感じられるので、そこが大きなポイントかなと思いました。

 

 

新しく採用された性能

新しく採用された性能は以下の2点

①シャフトの部分を肉厚設計に変更

前作より面ブレしにくくする性能があります

②シャフト エムナムドスリド採用

今作のイーゾーンは打った時のしなりから 『復元力=反発』 を生み出します。
ブイコア、ブイコアプロにも採用されてますが、この2機種はしなりのみとのこと。
よりパワフルな打球を打つことが可能になりました。

高弾性カーボンの周りにカーボンナノチューブを巻く事でより復元力=反発を高めている所も前作と違います

 

 

前作と変わらない部分

・ライナーテック

・VDM振動吸収剤

 

ざっと説明をしてきましたが、簡単に言うと、今までのイーゾーンの良さを残しつつ、パワーとスピードをさらに強化したモデルになっています。

 

『たわみ』『しなり』があるのにパワフルなのはどうして?

しなり、たわみがあると、どうしてもパワーが出しにくくなります。

でも今回の新イーゾーンはそこからの復元力=反発してくれるので、回転をかけるショットでも威力やボールのスピードが落ちにくくなっています。とのこと!(ヨネックスさん情報)

打った感じとしては今までに無い感触で最初は違和感がありました。(※飛ぶけど、回転もかかるから)
でも打っていくうちにだんだんと馴染んでくる感じはありました。
パワーとテクニックを両立できそうな感じはします。

 

YONEXイーゾーン(EZONE)2022年モデルのインプレ・レビューについてまとめ

筆者的には前作の飛びがちょうど良かったので、これ以上飛んでほしくないという感じはしましたが、今作は回転がかかりやすくなっている分確かにそうなると飛びが必要になるなと思いました。

結論今作のモデルはかなりいいんじゃないかなと思っているので、早く欲しいです。

一応100と98を購入予定で、ガットはポリツアープロ125にしようかなと思っています。(今まではポリツアースピン125)

それでもし飛びすぎるようならポリツアースピンかなという感じですが、やりながらガットで調整していこうかと。

いずれにしても今回の新イーゾーン2022年モデルも人気が出そうな気配です。

ラケット選びの基準

98を使うなら攻撃が主体のプレーヤー
100を使うならディフェンス主体のプレーヤーにおすすめ

筆者は気持ちは攻撃してガンガン攻めたいけど、実際にはディフェンスが多いので、非常に悩ましい。。
今まで98でしたが、実際に打ってみたら100もありかなと思っています。

ストロークに関しては自分がどういうプレースタイルでどういうプレーがしたいのかで機種を選ぶようにすれば失敗が少ないかと思います。






タイトルとURLをコピーしました